亡くなった親族の借金はどうなる?

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プラスの財産を相続しなければ、マイナスの財産も相続しないことになります。
逆に言うとプラスの財産を相続したらマイナスの財産も相続したことになります。

「遺産放棄は借入返済も放棄」
基本的に保証人にさえなっていなければ、親族、家族の借金についての支払い義務は一切ありません。また支払義務のない親族に対して支払いを請求することは法律で禁じられています。
ただし、相続となると話は別です。
借金のある親族の相続人となった場合には、借金についても返済義務を負う事になります。
簡単に言えば、「財産を相続するのだから、借金も返しなさい。」とこういうわけです。
相続財産>借金、であれば相続した遺産から借金を返せばいいので問題ないのですが、
逆に相続財産<借金、という場合もあり得ます。
この場合、被相続者は、
1、   財産も借金返済義務もどちらも相続しない=遺産相続自体の放棄
2、   しっかり相続して借金も返す。=債権も債務も相続する単純相続
3、   被相続人の資産の範囲内で借金を返す=限定相続
の3つを取ることが出来ます。

3の場合、自分の資産の範囲内で負担するというものですが、よほどの事が無い限り借金を払うという事は抵抗があるでしょうから、遺産放棄に傾くケースが多いようです。
改めて付け加えておけば、遺産相続という事が無い限り、保証人、連帯保証人になっていなければ、家族、親族の借金を支払う義務は全くありません。
同居親族については、同居親族が生活のために支払ったことにより生じた負債については、実は支払いの義務があります。
これを家事債務と呼びますが、この義務に対しては概ね30万円までとされており、たとえば夫、または妻が遊興費で多額の借金を背負ったとしても30万を超えれば家事債務とはみなされず、また別居していれば全く義務は生じません。しっかりと覚えておきましょう。


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