信用情報機関とは? 回復までの期間とは?(ブラックリストなどの信用情報の解除)

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「個人信用情報機関」にはどんな情報が載っている?
信用情報でチェックされるポイント
信用情報に傷「金融ブラックリスト」とは
ブラックが消えるまでの期間
ブラック情報を自分で確認する方法

カードローンの審査において、「属性診断」以外にもう一つ重要なのは、信用情報機関への照会作業です。むしろ属性での評価よりも、個人信用情報の内容の方が審査上は優先されます。

信用情報機関とは、文字通り「個人信用における情報」を「管理している機関」のこと。もっと簡単にいえば、あなたがクレジットカードを作ったり使ったり、またカードローンでお金を借りたり…といった「個人信用に基づいて行われる、(お金に関する)取引情報」を記録・保管している団体ということになります。

信用情報機関はこういった《金融情報》をまとめて一括管理し、個人の利用履歴をデータ化して保管しています。キャッシングやクレジットカードの申し込みがあると、各金融機関はまず加盟している信用情報機関のデータバンクにアクセスし、申込者の信用情報を確認します。これにより、多重債務者や自己破産者など、いわゆる「金融ブラックリスト」と呼ばれる不良顧客の選別に役立てているわけです。

では、個人信用情報では一体何が重視されるのか。また、どんな状況になると個人信用情報機関で「金融ブラック」と認定されてしまうのか。さらにブラックから個人信用が回復するまでどのくらいかかるのかまで、徹底的に調べてみました。

→「属性」とは何か

→ブラックリストの期間。解除はいつ?

信用情報機関とは? 回復までの期間とは?(ブラックリストなどの信用情報の解除)
目次
■信用情報機関には種類がある
■どんな情報が保存されてる?
■審査において信用情報で重視されるポイント
■絶対借りれない「金融ブラックリスト」とは?
 返済を何ヵ月も延滞している
 「債務整理」で借金を減免してもらう
 保証会社が弁済を行う(代位弁済)
 申込み件数が多すぎる(申込みブラック)
■ブラックリストは消える?解除までの期間
■ブラックリストか自分で調べる方法
 クレジットカードや携帯電話の信用情報
 消費者金融の信用情報
 銀行の信用情報
■まとめ
■関連記事

信用情報機関には種類がある

現在、国内には個人に関するものとして3つの信用情報機関があり、金融機関によって加盟している情報機関が異なります。

一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター
⇒名前からもわかるように、おもに銀行または銀行と同視される金融機関や、政府関係の金融機関が加盟しています。

株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
⇒クレジットカード発行会社や自動車ローンなどが中心で、一部の銀行と貸金業者が加盟しています。

株式会社 日本信用情報機構(JICC)
⇒貸金業法で定められた指定信用情報機関で、消費者金融会社など、貸金業者系の情報機関です。
※大手消費者金融はどこに加盟?

消費者金融やクレジットカード会社(信販会社)はCICかJICCに加盟していますが、最近では両方に登録している会社も増えてきました。特に大手では、ほとんどがどちらにも加盟・登録しています。たとえばクレカの申し込みや延滞記録も、消費者金融側で確認できてしまうということですね(逆も同じ)。

消費者金融 加盟情報機関
プロミス ・㈱シーアイシー(CIC)
・㈱日本信用情報機構(JICC)
アコム ・㈱シーアイシー(CIC)
・㈱日本信用情報機構(JICC)
アイフル ・㈱シーアイシー(CIC)
・㈱日本信用情報機構(JICC)
モビット ・㈱シーアイシー(CIC)
・㈱日本信用情報機構(JICC)
ちなみに、新生銀行カードローンレイクは、審査保証業務を行う「新生フィナンシャル」として、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つ全てに登録しています。

消費者金融の中には大手銀行のグループ会社になっているところもありますが(銀行系消費者金融)、「銀行」ではなくあくまでも「消費者金融」になりますので、KSCには登録できません。

どんな情報が保存されてる?

では、信用情報機関には、個人のどのような情報が記録されているのでしょうか。

《信用取引》は、大きく分けるとクレジットやカードローン(キャッシング)・その他ローンなどを申し込んだ際に登録される「申込み情報」、正式に申し込んだ後に登録される「契約内容に関するクレジット情報」、加盟機関が利用者の情報を照会したことが記録される「利用情報」の3つに分けられます。

信用情報の種類 詳細 登録機関
申込み情報 ・本人を特定するための情報(氏名・生年月日・電話番号)
・申し込み内容に関する情報(申込み日、商品名・契約内容など)
照会日より6か月間
クレジット情報
(契約情報)
・本人の情報(氏名・生年月日・電話番号・住所・勤務先情報など)
・契約内容の情報(契約日・商品名・限度額・貸付金額など) ・取引に関する情報(支払い請求額・入金額・返済履歴・延滞などの有無・延滞などの発生日など)
・割賦販売法や貸金業商品の利用に関する情報(利用日・残高・延滞の有無など)
契約中または取引終了後5年間
照会利用情報 加盟している金融機関などが、申し込みに際して信用情報を照会したという記録 照会日より6ヵ月
また、各情報機関によって、以下のような金融情報も保存されています。
情報機関 内容 登録期間
全銀協(KSC) 官報情報(破産・民事再生の情報) 決定日から10年
不渡り情報 1回目不渡りは6ヵ月
取引停止処分は5年
JICC・CIC 貸付自粛依頼情報 5年以内
本人確認書類の紛失・盗難 5年以内
電話帳に記載されている情報 記載期間中
CIC 本人申告情報(本人がCICに申告した内容) 5年以内
この掲載内容は、金融機関の評価がマイナスになり、一定期間お金が借りられなくなってしまう「金融ブラックリスト」に関わってきます。この後の記事で「金融ブラックリスト」と、ブラック情報が消えるまでの期間について、くわしく解説していきます。

審査において信用情報で重視されるポイント

信用取引が詳細に記録される信用情報ですが、結局のところカードローンの審査において審査担当者が一番重要視しているのは、返済状況、つまり延滞なくきちんと支払いされているか、ということです。決まった返済額を遅れなくコツコツ返済することが、自分の信用情報をアップさせる近道になります。

また、借りれる枠があるのに、全く使わないのは逆効果。かといって、限度額ギリギリの借り入れを続けることも、よほど金回りの悪い人と受け取られてしまいます。ほどほどの借り入れ額(融資枠の半分程度)を、借入れ・返済と上手に利用し続けることで、より信用度が高まります。長期間のローンを組んで、延滞なく払い続けていることも、信用度を上げます(完済の履歴があればさらに有利です!)。

逆に借入件数が多い場合は、信用度を下げてしまいます。30万円の借り入れを3社からしているよりも、100万円の借り入れを1社からしている人の方が信用度は高くなります。

絶対借りれない「金融ブラックリスト」とは?

「金融ブラックリスト」というのは、簡単に言ってしまえば、過去に何ヵ月も滞納していたり、払いきれずに債務整理(自己破産含む)を行ったりして、信用情報に事故歴(異動)情報が載ってしまっている状態を指します。つまり、お金に関係する「悪い情報」が登録されているため、どこの金融機関からも「貸したくない」と判定されてしまうのです。これは、消費者金融系のカードローンでも、銀行系のカードローンでも同じです。

では、具体的にどんな状況だと「ブラックリスト」になってしまうのでしょうか。

・返済を何ヵ月も延滞している
まず一番多いのは、「返済の滞納」ですね。
お金を借りたあと、返済が続けられずに放置し、そのままブラックリスト入り…という人が本当に多いんです。 もちろん「ちょっと支払いを忘れてただけ」という人もいますから、滞納が1回(1か月)程度では「ブラック」まではいきません(ただし、返済遅れの事実は信用情報に載ります)。

返済の延滞でブラック入りするのは、約定返済日から61日以上返済をしていなかったり、3回(3か月)連続で返済が遅れた場合になります。
これを過ぎると、個人信用情報に「異動」という事故情報が掲載され、「ブラックリスト」の仲間入りを果たしてしまいます。

・「債務整理」で借金を減免してもらう
債務整理というのは、任意の話し合いや法的な措置で借金を減らしたり、免除してもらったりすることです。

→債務整理とは?借金返済できない苦しみから一気に解放される方法

方法としては、「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4つがあります。この中でもっとも軽い措置が、主に利息をカットしてもらう「任意整理」と「特定調停」、もっとも重い措置が借金が全てゼロになる「自己破産」になります。貸したお金が約束通り返ってこなくなってしまうわけですから、金融機関側としては「一番貸したくない相手」、と言っても過言ではないでしょう。したがって、信用情報では真っ先にここが確認され、もし他の条件が優秀であったとしても必ず審査には落とされてしまいます。

また、このあとで説明しますが、「程度が軽い・重い」にあわせてブラックリストの期間も変わってきます。

・保証会社が弁済を行う(代位弁済)
契約者が返済を延滞し一定の期間を過ぎると、保証に入っている「保証会社」が契約者に代わり金融機関に返済を行います。これを代位弁済と言います(そのあと、保証会社から契約者に請求をおこないます)。

消費者金融には保証会社が入っていませんので、おもに銀行のカードローンにあてはまるケースですね。ちなみに、保証会社が弁済を行うのは約定返済日から3か月経過した時点になります。
※あの銀行の保証会社はあの消費者金融!?

現在、銀行カ-ドロ-ンの保証会社は、ほとんどが信販会社(クレカ会社)や消費者金融が請け負っています。

2010年に貸金業法が改正されて以降、資金繰りが悪化していた貸金業者と、もうかりやすい個人融資に力を入れたい銀行側が手を結び、キャッシングのノウハウが豊富な貸金業者が、銀行の保証や審査業務を行うようになったというわけです。

銀行カードローン 保証会社
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック アコム㈱
オリックス銀行カードローン オリックスクレジット㈱
新生フィナンシャル㈱
新生銀行カードローンレイク 新生フィナンシャル
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
みずほ銀行カードローン オリエントコーポレーション
東京スター銀行おまとめローン ㈱東京スター・ビジネス・ファイナンス
ソニー銀行カードローン アコム㈱
関西アーバン銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
イオン銀行カードローン BIG イオンクレジットサービス㈱
オリックス・クレジット㈱
→銀行カードローンの保証会社一覧!前に審査落ちの保証会社だとまた落ちる!
・申込み件数が多すぎる(申込みブラック)
意外と知られていないのが、短い期間にたくさんのローンやクレジットカードに申し込みをして、ブラックリストに入ってしまうケースです(申し込みブラック)。
上の表にも書いてありますが、キャッシングやクレカの申込み情報は信用情報に掲載されています。何件も続けて申し込むことによって申し込みの履歴が増えていき、金融機関からは警戒されてしまいます。

明確なラインはありませんが、ひと月に4件以上、申し込みの履歴があると、審査に通る可能性はかなり低くなってしまいます。

→カードローンの申し込み履歴。申し込みブラックだと?嘘つくと?

→申し込みブラックって、どんな申込みするとそうなるの?期間は?解除は?

ブラックリストは消える?解除までの期間

「ブラックリスト」と一言で言っても、その内容や程度はさまざまです。かんたんに言ってしまえば信用情報に「金融事故(異動)」の履歴があるかどうか、ということなのですが、この「異動」情報は、永久に残っているわけではありません。事故の程度によって差はありますが、半年~数年(中には10年も)ほどで信用情報から削除されます。つまり、一度ブラック入りして借りれなくなっても、信用情報から事故履歴が消えたあとなら、また審査に通る見込みがあるということですね。

各信用情報機関から事故履歴が消えるまでの期間は以下の通りです。

CICのブラック情報掲載期間
金融事故 削除までの期間
申し込みブラック 半年
61日以上の延滞 5年
3カ月連続の延滞 5年
任意整理・特定調停・個人再生 5年
自己破産 7年
JICCのブラック情報掲載期間
金融事故 削除までの期間
申し込みブラック 半年
61日以上の延滞 1年
3カ月連続の延滞 5年
代位弁済 5年
任意整理・特定調停・個人再生 5年
自己破産 5年
KSCのブラック情報掲載期間
金融事故 削除までの期間
申し込みブラック 1年
61日以上の延滞 5年
3カ月連続の延滞 5年
代位弁済 5年
任意整理・特定調停・個人再生 5年
自己破産 10年
比較的程度の軽い延滞や申込みブラックに関しては半年~1年、一番状況の悪い自己破産になると最大で10年間は記録が残ります。

「じゃあ記録が消えるまで放置しておけばいいじゃん!」と思った人がいるかもしれませんが、ダメです。 この「掲載期間」は、あくまでも《対象となった金融事故が解消されてからの期間》になります。つまり、延滞をしたままただ放置を続けていたら、いつまでたっても信用情報から事故の記録は消えません(申込みブラックだけは、時間が経てば削除されます)。

もう一つ注意したいのが、一度金融事故をやらかした会社には、半永久的に記録が残される、ということです。申し込みブラック程度なら良いですが、《異動》になるような重大な金融事故を起こしてしまった場合は、同じ会社からは二度と借りれなくなると考えておいてください。

→クレジットカードなどのブラックリストの期間。解除はいつ?ローンは?携帯は?消費者金融は?

→消費者金融のブラックリストの解除までの期間

→金融ブラックリストの人の借り入れはどこでできる?いつできる?

ブラックリストか自分で調べる方法

「前に延滞したことあったけど、自分はブラックになってしまっているのかな…」と心配になった方は、カードローンに申し込む前に、ぜひ自分で信用情報を確認してみてください(本人開示請求)。

・クレジットカードや携帯電話の信用情報
クレジット会社(信販系)や携帯電話の会社については、㈱シーアイシー(CIC)に信用情報の照会を行います。

開示請求の方法は以下の通りです。
信用情報の開示請求方法 金額
インターネット開示(PC、スマホ、携帯) 1000円(クレジットカードで支払)
郵送開示 1000円(定額小為替で支払)
開示相談室(各地域の窓口) 500円(窓口で支払)
開示報告書の詳しい見方や確認方法については、こちらのページをご覧ください。

→ブラックか知りたい!自分で調べる方法とは

→携帯電話のブラックリスト入りか調べる方法(CICブラック)

→クレジットカードのブラックリスト入りの確認方法

・消費者金融の信用情報
消費者金融での借入に関する信用情報は、日本情報機構(JICC)に照会してください。

開示請求の方法は以下の通りです。
信用情報の開示請求方法 金額
スマートホン(アプリをダウンロードして手続き) 1000円(クレジットカード・コンビニ、ATM、ネットバンキングのいずれかで支払)
郵送開示 1000円(クレジットカード、定額小為替のいずれかで支払)
開示窓口(東京・大阪) 500円(窓口で支払)
開示報告書の詳しい見方や確認方法については、こちらのページをごらんください。

→ブラックか知りたい!自分で調べる方法とは

→日本信用情報機構(JICC)の公式ホームページはこちら

・銀行の信用情報

銀行ローンの信用情報は、全国銀行個人信用情報センター(KSC)へ開示請求を行ってください。開示申込書はホームページからダウンロードできます。
信用情報の開示請求方法 金額
郵送開示(現在郵送のみ) 1000円(定額小為替で支払)
開示報告書の詳しい見方や確認方法については、こちらのページをごらんください。

→ブラックか知りたい!自分で調べる方法とは

→全国銀行個人信用情報センター(KSC)の公式ホームページはこちら

取り寄せた信用情報に、もし何かしらの「マイナス情報」があった場合には要注意。今申し込んでもカードローンの審査には通らない可能性が高いです。

逆に全くクリーンな状況であれば、借り入れの成功確率はぐぐっと上がります。自信を持って審査に臨みましょう。

まとめ

主に「信用情報(機関)」と「金融ブラックリスト」について解説してきましたが、実際に内容がわかってしまえば、定職・安定収入のある社会人で、問題なくクレジット履歴(クレジットヒストリー:信用取引の利用状況)を積んでいる人なら、審査において特別恐れる内容は含まれていないことがわかると思います。

また、不幸にも過去に延滞などを起こしてしまった場合は、履歴がきれいになるのを待つのが賢明です。マイナス履歴があるのに、やみくもにカードローンの申込みを重ねては、不利な履歴がさらに積み重なるばかりで、状況はさらに悪くなります。

審査に通らないことを悩んでいる人は、今一度上記の内容をよく読んでみてください。属性で特に不利な点がみつからない場合は、信用情報になにか問題が残っていると考えられます。理由がわかれば対策が立てやすくなります。悩む前に、過去の取引の履歴を振り返ってみてください。

→金融ブラックリストの人の借り入れはどこでできる?いつできる?

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