「カードローン審査」のしくみを知ろう!

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カードローンを申し込む際には、誰でも少なからず審査に通るかどうか不安に思います。
ネットの掲示板などでもカードの審査に関する質問が多くみられるように、カードローンの審査は関心の高い事項になりますので、審査内容についてまとめてみたいと思います。

まず初めに断っておきますが、「当社のカードローンの審査は、○○○×××といった内容を審査基準にしていますよ」と、公開している金融機関はありません。したがって、インターネット上の、いわゆる「情報サイト」で解説されている審査基準とは、きわめて内情に詳しい人が推測したか、現場の人が暴露したものか、あるいはそれらの情報の正確性をあまり問わずに(つまりいい加減に)編集されたもののどれかです。しかし、ローンの審査でみるべき内容の基本的な部分は各社ともほぼ同じですので、ここでは管理人(筆者)が2012年まで在籍していたカードローン会社で、内部機密に触れない範囲で一般的に知られていた情報をもとに内容をまとめてみます。


審査にはどのようなものがあるか:属性

カードローンの審査では、年齢や職業など、その人がどのようなポジションにいる人か、ということを、「属性」と表します。審査の際には、申し込み者の属性を各金融機関が基準によって点数化するなどして判断します。具体的には、下記のような内容を審査として見られています。

・年齢
・勤続年数
・職種や職業
・勤務先の規模
・年収
・居住年数
・住居の種類
・家族構成
・電話の有無や種類

このような内容から総合的に判断して、融資を行っても良い相手かどうかを審査しています。
属性の審査には、項目ごとにポイントで評価して行う場合と、大量の「与信モデル」と言われる属性パターンから、申し込み者に適合する与信モデルの返済能力などを参考にして判断する場合との2種類があります。

「属性」についてくわしく解説したページをご用意いたしました。 →「属性」とは何か

審査にはどのようなものがあるか:信用情報機関

審査では、属性に加えて信用情報機関に申し込み者の信用情報を照会します。信用情報とは、クレジットカードや借入金など、その人自身の信用に基づいて行われた取引を記録している機関のことです。クレジットカードや融資の申し込み・契約状況から、支払い状況まで、詳しく記録されているので、信用情報機関で利用状況などを確認します。

審査にはどのようなものがあるか:対面与信

昔は借金の申し込みは対面で行う事が普通だったため、対面与信が行われていました。対面与信とは、簡単に言えば見た目が信用できるかどうかで、重要な審査項目のひとつでした。現代ではインターネットを利用した契約が主流になっているため、あまり重要視されていないと思われていました。しかし、実は自動契約機を利用する際には、バックヤードでモニターに映し出された契約者の様子を観察しており、事実上の対面与信が行われているようです。もちろん、ネットからの申し込みでは対面与信を行う手段がありませんので、その分申し込み書類をきちんと作成しているか、などが問題になってきます。

審査上、もっとも重要視される部分は?

審査で問題になる項目は、以上に挙げたような内容になりますが、これらのうち一番審査で問題になるのは、やはり信用情報です。具体的に言えば、今までにほかのカードローンやクレジットカード、住宅ローンなどの他のローンの借り入れ・返済状況を一番重要視します。いくら借入があって、毎月きちんと返済されているか、延滞を起こしていないか、などが最も大切な情報になります。そして信用情報機関ではこのような情報を一括で管理しているため、銀行や貸金業者はお互いに情報を共有し、与信審査に活用しているのです。

よく「ブラックリストに載った」とか「ブラック扱いになった」という表記をみますが、実際にはブラックリストというものはなく、延滞などを起こした場合には、ひたすら信用情報に書き込みが続きます。あまりにも書き込みが多くなり、情報ページが訂正で真っ黒になることから、ブラックリストと呼ばれるようになったのでは、と言われています。金融事故情報が信用情報に載っている場合は審査に通ることはまず不可能なので、いわゆるブラックでは審査は極めて不利になります。

また、逆に信用情報がきれいすぎる場合も、審査上は不利な扱いになります。40代くらいで今までクレジットカードも持ったことの無いような人が、初めてカードローンを申し込んでも、審査に通らない確立がかなり高くなります。信用情報とは、継続的にクレジットやローンの利用があり、きちんと滞りなく返済している人が一番評価が高くなります。信用情報があまりにもまっさらできれいな場合は、返済能力が未知数と言うことで、かえって不利になります。また、過去に金融事故をおこし、それらの情報が消えるのを待っていたのではないか、過去に債務整理をしたのではないか、と勘繰られてしまいます。

自分でもチェックできる信用情報

このように信用情報機関について知れば知るほど、「自分の信用情報はどうなっているんだろう」と不安に駆られる人がいるかもしれません。実は信用情報は、1000円程度の手数料で照会できるようになっています。
信用情報機関には、現在「一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター」「株式会社 シー・アイ・シー(CIC)」「株式会社 日本信用情報機構(JICC)」の3機関がありますが、いずれも開示手数料は1000円で、ゆうちょの定額小為替やクレジットカード、コンビニでの支払いなど機関によって支払い方法が変わります。いずれも郵送で開示できるほか、携帯などから申し込んでインターネットで開示できる機関もありますので、一度確認したいという人は該当の情報機関に申し込んでみましょう。

*一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター(銀行・政府関係の金融機関が登録)
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/index.html#contents1

*株式会社 シー・アイ・シー(CIC)(クレジットカードなど銀行や一部の貸金業者が登録)
http://www.cic.co.jp/mydata/index.html

*株式会社 日本信用情報機構(JICC)(おもに貸金業者が登録)
http://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/index.html


「信用情報機関」についてくわしく解説したページもご用意いたしました。 →信用情報機関とは何か
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