奨学金の賢い申し込み方法と審査に落ちない対策、3つのポイント

奨学金の賢い申し込み方法と審査に落ちない対策

奨学金の「時期別申し込み方法」
予約採用・在学採用の申し込みから振込までの流れ
奨学金審査に落ちないための「3つのポイント」とは
日本学生支援機構以外の奨学金団体はどこか
奨学金の審査に落ちた場合の賢い学費対策

多くの人が進学時に利用する奨学金ですが「最も早い申し込みは高校在学中の6月頃から始まっている」という事実、ご存じですか?

実は詳しい申し込み方法や時期は意外と一般的に知られておらず、家族が使う時期に差し掛かって、急に慌てる人が結構多いものです。

また、申し込み条件や審査でチェックされる情報も、一般の銀行ローンなどとは異なり、独特の基準が設けられています。

ここでは奨学金を賢く申し込むためのコツと、審査に落ちないために知っておきたい申し込み条件を、それぞれ3つのポイントに絞って分かりやすく解説します。

なお、このページで取り上げる奨学金とは、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度のことであり、ここでは主に大学進学で利用する際の情報についてまとめてあります。

短期大学、専門学校への進学で使う際には、参考にしていただける共通点もありますが、微細に異なっている部分もあります。

また、大学院や高等専門学校への進学に利用する場合は、募集期間や採用条件等がかなり違います。

大学以外への進学で利用する場合は、日本学生支援機構のホームページ等で必ずご確認ください。

奨学金 申し込み
目次

奨学金の申し込み方法、3つのポイント

JASSOの奨学金には3つの申し込み方法がある

はじめに、奨学金の申込方法について見ていきましょう。

日本学生支援機構(旧:育英会)の奨学金の申込方法は、申込み時期によって3つのパターンがあります。

奨学金には、第一種(無利息)と第二種(利息あり)がありますが、採用形態で申込み時期の違いはありません。

ただ、第一種は採用枠が少ないため、できるだけ早めに、予約採用で押さえておくのがおすすめです。

【予約採用】早めの申込みで採用決定、安心して進学準備を!

多くの人が利用するポピュラーな申し込み方法は「予約採用」。進学先が決定する前から「来年度の進学時に利用させてください」と利用を予約する形で申し込みます。

早めに奨学金採用を決めて教育費の見通しを立てることで、落ち着いて受験に取り組めるメリットがあります。したがって、第二種では利用者の7割程度が予約採用で決めています。

予約採用はいつ頃から?

高校3年生になると、進路説明会などと一緒に、早々に奨学金の案内も行われます。奨学金の利用を考えているなら「知らなかった」がないように、アンテナを張っておきましょう。

学校により差はありますが、たいてい新年度開始まもなく案内があり、申込みを行うのは6月前後。学校によっては秋に再募集がある場合もありますが、確実に予約採用を取りたいなら春の募集がおすすめです。

特に、採用枠がタイトな第一種の利用を考えている場合は、春の予約採用時に応募するようにしましょう。

どうやって申し込むの?

正式申込みはオンライン(スカラネット)経由で

実際の申込みはインターネットから行います。(スカラネットという奨学金独自のシステムを利用します。)

まず申込書類や、保護者の所得証明書など必要書類を在籍校に提出します。その後、在籍校を通じてスカラネット利用のための識別番号が個別に配布されますので、その番号を使ってスカラネットにアクセスし、利用者の情報などを入力して正式申込みとなります。

審査通過後「奨学生採用候補者決定通知」が届いたら、進学後の本採用の手続きまで大切に保管しておいてください。

予約採用の注意点

予約採用の注意点は2つあります。

まず、申込み時期が早いことから、奨学金の貸与も早く始まると勘違いしている人がいますが、そんなことはありません。

高3の春に申し込んでも、貸与が始まるのは進学後の5月~6月。つまり、約1年後です。入学前の支払い(入学金や前期の学費、諸経費など)には間に合いませんので、入学金などの費用も借り入れたい場合は、国の教育ローン等の併用を検討しましょう。

次に入学後、予約採用から本採用への手続きを忘れないことが重要です。

予約採用になっても、翌年の春に進学先で利用手続きを怠ると、採用取り消しになってしまいます。入学後、採用者向けの説明会が行われるので本人が必ず出席します。また、返還誓約書などの提出書類を用意し、指示された手続きを行います。

日程がタイトになっているケースが多いため、忘れないように必ず出席・手続きを行いましょう。なお、入学後の本採用手続きもスカラネット(インターネット)を利用します。

より確実に奨学金を利用するには、早めに採用内定をもらうのがおすすめ。予約採用は奨学金の最も賢い申し込み方法です。

毎月支払われる奨学金とは別に、入学時にのみ貸与される「入学時特別増額奨学金」というものがあります。金額は10万円~50万円まで。この入学時特別増額奨学金は、貸与が決定しても後で辞退することが可能ですので、資金的に不安がある方は予約採用奨学金と一緒に申し込んでおくと良いでしょう。

ただし、この入学時特別増額奨学金も、実際に振り込まれるのは第一回目の奨学金と同時になります。入学前に借りることはできませんので、注意してください。

【予約採用】で申し込んだ場合の流れ

それはここで、【予約採用】で奨学金の申し込みをした場合の流れをつかんでおきましょう。

予約採用の流れ
予約採用の流れ

進学前にすること

まずは在籍校を通してJASSO(日本学生支援機構)へ予約採用の申し込みを行います。

採用候補に選ばれると、在籍校から書類を配布されますので、きちんと目を通したうえで進学後まで保管しておいてください。

進学後にすること

進学した大学へ採用候補者決定通知書を提出し、スカラネット用のパスワード等を受領します。パスワードを受け取ったら、すみやかにWEBサイトから「進学届」を送信(提出)してください。

その後学校を通して「保証依頼書(機関保証利用者のみ)」「奨学生のしおり」「奨学生証」「返還誓約書」が交付されます。このうち「返還誓約書」は、必要事項を記入のうえ、期限までに必ず提出してください。(学校経由で機構に提出)あとは奨学金の振込みを待つだけです。

【在学採用】予約採用を逃した場合や入学後からの利用はこれで

入学後にも申し込める「在学採用」

★申し込むつもりだったのに、うっかり予約採用を逃してしまった。

★予約採用で申し込まなかったけど、やっぱり奨学金を利用したい

★予約採用の申込みで不採用になった

このような場合は、4月に入学した大学等で申し込む「在学採用」を使いましょう。

在学採用は毎年春に応募があり、新入生も入学後の手続きが可能なほか、2回生以降に申し込むこともできます。予約採用で落ちている場合でも制約はなく、改めて申込みができます。

在学採用の注意点

入学してからでも申し込めるのなら、慌てて予約採用に申し込まなくても大丈夫、と考えるのはおすすめできません。

というのも、奨学金は条件の合う人ならだれでも採用になるわけではなく、貸与可能な予算があり、採用人数に限りがあるからです(これを採用枠といいます)。

したがって、進学した大学や学部に採用枠が残っていなければ、通常なら審査に通りそうな申し込み内容の人でも、不採用になることがあります。

特に新入生の場合、より採用を確実にするなら、第一に予約採用を考えるべきです。在学採用はあくまでも予約採用で決まらなかった場合の、補助的な申込み方法とお考え下さい。

【在学採用】で申し込んだ場合の流れ

在学採用を希望するなら、進学後に開かれる「奨学金申込み説明会」を逃さないようにしてください。ほとんどの学校では「奨学金受付担当窓口」を設置しており、奨学金案内の配布も行っていますので、まずはそちらに問い合わせておくと良いでしょう。

在学採用の流れ
在学採用の流れ

募集~申込みまで

まずJASSOから各学校側に奨学生の推薦依頼があり、学校が「奨学金申込時説明会」を開きます。希望者は必ずこれに参加し、申込書類を受けとります。

申込者は期限までに上記書類(「同意書」、「収入証明書類」、「その他学校が指定する書類」を揃え提出し、学校からスカラネット用パスワードの交付をうけます。

申込み~振込みまで

パスワードを受け取ったら、スカラネット経由で奨学金の申し込みを行います。

まず学校の推薦選考に通ったあと、JASSOによる選考を経て採用が決定されます。採用が決まると、学校を通して通知がありますので、「奨学金採用説明会」に参加し採用書類(「保証依頼書(機関保証利用者のみ)」「奨学生のしおり」「奨学生証」「返還誓約書」)の交付を受けてください。

期限までに返還誓約書を提出(機関保証をうける場合は「保証依頼書」も)すれば、あとは奨学金の振込みになります。

【緊急・応急採用】家計の急変時や災害時などに対応OK!

緊急事態でもあきらめないで!

保護者の失業や事故、病気、自然災害などによって家計が急変し、緊急に奨学金を利用したい場合は、緊急・応急採用として一年間いつでも申込みが可能です。緊急に申し込む必要が出てきたときに、在籍している学校(高校か大学)を通じて申し込んでください。

緊急で申し込める奨学金とはいえ、申込み条件や貸与額は一般の奨学金と同じです。内容自体は同じですが、家計の一大事に速やかに奨学金を貸与してくれる特別枠と考えてください。

災害が原因で奨学金を申し込む際、居住地が災害救助法適用地域に該当する場合は、希望者全員が申込みできます(適用地域は日本学生支援機構のWebの一覧をご覧ください)。

また周辺地域でも適用地域と同等に被災している場合や、勤務先が被災した場合でも、それを理由に採用されるケースがあります。在学中の学校窓口で相談してください。

緊急採用と応急採用の違いは?

「緊急採用」と「応急採用」の違いは、一般の奨学金の第一種・第二種の違いに準じていて、緊急採用は無利息、応急採用は利息あり、となっています。

また緊急採用は、採用年度ごとに継続願の提出が必要ですが、応急採用は一度採用されたら、修業年限が終了するまで利用することが可能です。

緊急・応急採用の注意点

緊急・応急採用の注意点は、家計急変が発生してから12か月以内に申込む必要があることです。

例えば、保護者が失業して収入が激減し、当面手持ちのお金で教育費を支払ってきたけど、どうにも回らなくなって2年後に奨学金を申し込んだ…その場合は、残念ながら緊急・応急採用としては受け付けてくれません(年度初めの在学採用なら申し込めます)。

家計の緊急事態の場合は、採用されやすい時期(事由発生から12か月以内)に躊躇せず使えるようにしておくことをおすすめします。卒業後に使わずに余っていた場合は、そのまま繰り上げ返済すればOKです。

なお、家計急変が発生した際に休学中・留学中の人は、緊急採用・応急採用として申し込むことはできませんので、ご注意下さい。

コラム:返済と個人信用情報機

奨学金の申し込みにあたっては、自分の希望する貸与額が貸与終了までにトータルでいくらになるか、返済額と返済期間がどのくらいになるかを、必ずシミュレーションして確認しておきましょう。

というのも、近年奨学金の未払いによる、若者のブラックリスト化や自己破産が社会問題になっているからです。

教育費と言えば聞こえが良いですが、貸与型の奨学金は借金です。返済が滞れば、個人信用情報機関に延滞情報が記載されてしまい、後々の信用取引(クレジットカードやその他ローンなど)に影響が出ることを知っておきましょう。

保証人と連帯保証人

貸与奨学金の保証制度には、お金を払って保証機関(日本国際教育支援協会)に保証してもらう「機関保証」と、身内などから保証人を立てる「人的保証」があります。

奨学金の人的保証では「連帯保証人」と「保証人」両方が必要とされていますが、この違い、わかりますか?

まず「連帯保証人」というのは、お金を借りた本人と同等の債務、つまり返済義務を負っているということになります。債権者から返済を求められれば断ることはできません。基本的には学生の親権者、父母などの近い親族に限られています。

「保証人」というのは、奨学金を借りた本人(連帯保証人含む)が返済できなくなった時に限り、本人に代わり奨学金返還の義務を負います。基本的にはおじ・おばや、兄弟姉妹など、4親等以内の親族から選任してもらいます。

そう、つまりJASSOは「連帯保証人」と「保証人」、二段構えの防御で踏み倒しのリスクをカットしているのです。

その他にも年齢や債務整理中でないことなど細かい条件があり、返済能力を確認するための収入証明書等の提出も必要になるなど、頼むにも頼まれるにもハードルが高いのが人的保証。実際、保証がらみのトラブルが多いのも事実です。

したがって最近では、保証人を立てなくて良い「機関保証」が主流になってきました。ちなみに、この保証料は貸与される奨学金から強制的に天引きされて支払われます。また、一度機関保証を利用したら途中で人的保証に切り替えることはできませんので注意が必要です。

奨学金に関してのより詳しい解説は、こちらも合わせてお読みください。連帯保証人や機関保証制度、保証料など、申込時の保証についても紹介しています。

奨学金審査に落ちない対策、3つのポイント

奨学金は、経済的な理由で修学が難しい学生を支援するために貸与されるものなので、一般的な各種ローンとは審査の視点がまったく異なっています。

例えば、カードローン類の審査なら、申込み者の年収や職業、他社負債などが審査上重要になりますが、これは返済能力が確かにあるかどうかをチェックする視点に基づいています。

一方奨学金は、経済的に困っていることが大前提なので、この時点で一般ローンとは貸し付け基準がまったく違います。

一般的なローンの場合は収入が安定していて高額であれば有利になりますが、奨学金の申込みは、収入の上限が設定されています。

また、貸与されるのは学生本人なので、保護者の失業や破産等は影響がありません。というより、緊急・応急採用では保護者の失業や病気での家計の急変に対応すると明記しているので、むしろ切迫した状態は通りやすいといえます。

しかし、貸与される学生の成績や修業状況なども選考の対象になるため、似たような状況の申込者でも、審査に通った、通らない、といった差が生まれてきます。

奨学金の審査は、落ちないように何かを準備する、というよりは、奨学生としてどのような場合に採用してもらえるか、応募のための基準をしっかり理解しておくことが大切です。

【申込資格】どんな人が申し込める?

奨学金の申し込み資格とは?

まず、奨学金を申し込めるのはどのような人でしょうか。

日本学生支援機構の奨学金は、大学・短期大学・専修学校(専門学校)・大学院・高等専門学校で学ぶ人を対象にした奨学金です。これらの学校に進学・在学している人は、利用することができます。

高等学校での修学に使いたい場合は、各都道府県が高校向けの奨学金を取り扱っています。居住地の教育委員会に問い合わせをしてみましょう。

それらをチェックしたうえで、申し込み資格を見ていきましょう。申し込み資格があるのは、以下のような生徒です。

例:大学・短期大学・専修学校(専門学校)で奨学金を利用したい場合

1. 当該年度末に高等学校または専修学校専門課程(高等課程)を卒業予定の人

2. 高等学校、または専修学校の高等課程を卒業後2年以内で、大学・短大・専門学校に一度も入学していない人(いわゆる浪人生など)

3. 高等学校卒業程度認定試験合格者または大学入学資格検定合格者で、まだ大学等へ入学していない人、もしくは科目合格者で学生支援機構により設定されている基準に該当する人

分かりやすく言えば、その年度末に卒業する人と二浪までの人、認定試験等に合格して、高校卒業と同等の資格を持っている人が利用できる、という訳です。

奨学金の申込みは在籍校か卒業校を通じて行いますが、認定試験で申し込む場合は、日本学生支援機構に直接申し込んで下さい。

なお、申し込み条件は第一種・第二種に共通の条件となります。

「申し込む人」=「借りる本人」であることに注意

奨学金というのは、学費がまかなえない学生に対する学費貸与制度です。借りるのは親ではなく、あくまで学生本人であるということですね。(連帯保証人としてほとんどの親が同等の責任を負うことになっていますが、基本的には「本人の借金」です)

したがって、奨学金を借り、大学を卒業したら、今度は働きながら奨学金の返済生活(返還と言います)がはじまるということを、まず最初に考えておかなければなりません。奨学金を借りた人の平均額は300万以上返済期間は15年~20年にもなります。この間に失職したり、病気になったり、結婚したり…といった様々な事情で返済が難しくなる人が非常に多いのです。

大学4年間でかかる学費例

学部 学費合計

私立文系

386万

私立理系

520万

私立歯科(6年間)

2423万

私立その他

502万

奨学金は本人の借金であるとともに家族全体の問題でもあります。安易に借りるのではなく、返済に関しても家族できちんと話し合いをし、納得したうえで申し込むことが大切です。また、借りるのはあくまで学生本人ですが、返済用の引き落とし口座名義は家族名義でも構いません。確実に返済できる口座を決めて指定しましょう。

ちなみに、国の教育ローンは学生ではなく、保護者が借り入れをするローンになります。

【学力基準】成績が審査に関係するってホント?

奨学金の申込みには、学力基準が設けられています。

例: 大学・短期大学・専修学校で奨学金を利用したい場合

第一種(無利息) 第二種(利息あり)

1.高等学校などでの、1年生から卒業までの成績の平均が3.5以上

2.高卒認定試験などに合格している

1.高等学校などでの画成績が平均水準以上と認められる場合

2.特定の分野で優れた資質を持つもの

3.大学等への修学意欲が高く、学業を確実に修了できる見込みがある場合

4.高卒認定試験などに合格している

無利息の第一種は厳密に評定の数値を3.5以上と設定しています。第二種の方では成績を「平均水準」と明記。しかし、特定の資質や意欲を評価する向きもあり、第一種よりは緩やかに審査してもらえるようです。

【家計基準】家庭収入は多い方がよい?少ない方がよい?

奨学金には所得制限がある

奨学金の申込みは、家計基準と呼ばれる「世帯収入の上限金額の目安」が設定されています。

これは一般のローンと大きく異なる点で、世帯収入が家計基準を大きく超えている場合は、貸与を受けることができません。

実は奨学金に採用されない原因の第一位は、家計基準を超えた収入の多さ。同居している世帯全員の収入(パート代やアルバイト代、年金なども加算)で計算されるため、予想外に超えてしまうことがあるようです。

参考までに、大学進学時の家計基準を見てみましょう。

家計基準:大学・短大に進学の場合

第一種
(無利息)
第二種
(利息あり)
世帯の人数 給与所得者/給与所得外 給与所得者/給与所得外
3人 692万円/286万円 1,033万円/601万円
4人 781万円/349万円 1,124万円/692万円
5人 896万円/464万円 1,274万円/842万円

家計基準は、進学先や世帯の構成人数ごとに細かく設定が違うので、必ず日本学生支援機構のホームページで該当する情報を確認して下さい。

なお、世帯の中に給与所得者と事業主等が混在している場合は、所得に合わせて換算してください。

奨学金審査については、こちらも合わせてお読みください。

奨学金の申し込みに必要な「所得証明書」には、《(給与)収入金額》《(給与)所得》の二つが記載されていますが、奨学金審査において対象となるのは《所得》の方のみです。所得というのは、税金が引かれる前の純粋な収入から、必要経費をさし引いた金額のことです。

奨学金審査に落ちた!教育費対策はどうする?

最後に、奨学金が使えなかった場合の教育費調達方法について、まとめておきます。

進学の大前提を奨学金の貸与で考えていた場合、審査落ちしてしまうと、進学出来るかどうかまで、不安になってしまうでしょう。

しかし、日本学生支援機構の奨学金以外にも、他の奨学金や教育ローンなどがあります。

奨学金を使う場合でも、以下に挙げる手段は、ほとんどが日本学生支援機構の奨学金と併用できますので、教育費を集めるための手段としてチェックしておいてください。
★まれに併用できないものがありますので、利用の際にはご確認下さい。

他の奨学金を探す

一般的に奨学金と言えば、日本学生支援機構の奨学金ですが、それ以外にも実は数多くの奨学金があるのをご存じですか?

入学した学校独自の奨学金

どの大学等でも、独自の奨学金制度を設定しています。また、それに並行して、後援会や大学関連の団体が設置している奨学金も多く見られます。

地方公共団体や奨学事業実施団体の奨学金

財団法人や自治体だけでなく。NPO団体、企業が設立した奨学事業団体などが行っている奨学事業があります。

広く公募になっている場合と、修業内容等の条件が細かくある場合とがあり、確認が必要です。また、居住制限(該当する地域の居住者であること)がある場合もあります。

このような奨学事業の中には、実は給付型(返還しなくて良いタイプの奨学金)がかなり含まれています。応募可能なものがあるかどうか、いちどチェックしてみるのも良いでしょう。

主な奨学金団体

奨学金団体名 奨学金タイプ
公益財団法人日本教育公務員弘済会 貸与型
生活福祉資金 貸与型
あしなが育英会 貸与型
公益財団法人 日本国際教育支援協会 給付型
一般財団法人JT奨学財団 給付型
一般財団法人コカコーラ教育・環境財団 給付型

家族・親族の援助は?

祖父母からの教育費援助なら非課税も

幸いなことに、家族や親族から援助が受けられると、心強いですね。

祖父母からまとまった教育費の援助を受ける場合は、2019年3月まで利用できる非課税贈与制度を使いましょう。教育費としての非課税贈与は、1500万円まで可能です。

国の教育ローン

国の教育ローンは政府管掌で低金利

奨学金と並ぶ、公的な教育費調達方法は、日本政策金融公庫の教育一般貸し付け。広く「国の教育ローン」と呼ばれているのは、この貸し付けのことです。

子供一人当たり350万円まで利用可能。金利も一般的な銀行教育ローンが3~4%台のところ、1.90%(2016年6月現在)と、低金利で借り入れ可能です。

教育費のためのローンと言えども利用できる範囲が幅広く、受験費用(交通費や宿泊費などもOK)や入学時の引っ越し費用、パソコンなどを含む教材費、学生生活の生活費としても利用できます。いわば、学生に掛かる費用は丸ごと面倒を見てもらえる、といった印象です。

国の教育ローンについてはこちらも合わせてお読みください。

銀行教育ローン

どこの銀行でも取扱いのある、教育ローン。だいたい3%~4%あたりの金利設定で、貸付を行っています。

国の教育ローンよりも利用限度額が高く(1000万円など)十分な資金が用意できることが利点です。

また、銀行ごと金利引き下げ条件やキャンペーンが行われている場合もあり、2%台で利用できる場合はかなり狙い目です。

銀行カードローン

一般の銀行カードローンは、事業性資金以外なら、どのような利用使途でもOK。つまり、教育費として使うことが可能です。

国の教育ローンなら融資まで20日程度かかるところを、銀行カードローンは即実融資もできます。

金利が高いので慢性的に使い続けるのはおすすめできませんが、ほかのローンや奨学金が下りるまでのつなぎを、スピーディーに行ってくれるのは銀行カードローンだけです。

教育費調達に関わる良くある質問は、こちらもご覧下さい。各種調達方法の比較も、分かりやすくまとめてあります。

「奨学金の賢い申し込み方法」の関連ページ

カテゴリ
銀行カードローン
オススメできないおまとめ
おまとめローン完全ガイド
目的別に選ぶ
融資限度額別で選ぶ
借入件数別で選ぶ
借金を抱えた芸能人
借金返済のコツ
借金パチンコ
おまとめローンの基礎知識
おまとめローンの裏技
おまとめを成功させるコツ
よくある質問 Q&A
個別ケースの疑問や悩み。Q&A
教育ローン
債務整理
クレジットカード審査

 -->