借金 一本化(おまとめローン)の具体的な手順とコツ

借金一本化の具体的な手順とコツ

借金を一本化する前にしておくべきこととは
借入件数が多い場合の対策とおまとめの手順
おまとめローンに最適なのは「低金利ローン」
おまとめローンに失敗しないためのコツ
おまとめも難しい人は「債務整理」

複数のローンを抱える人にとって「ローン一本化」「おまとめローン」とは、多重債務から脱出するごく身近な目標のはずです。しかし、実現できるのかどうかよくわからない、不安、と言う人が相変わらず多いのはなぜでしょうか。

それは、おまとめに向けての手順が明確になっていないからです。

★おまとめローン(借金の一本化)とは?

いくつもの金融機関から借入れているものを、より低金利のローン商品に借り換える方法のこと。

つまり、
毎月の元金支払や利息支払いを減らし支払期間を短縮するなどし、借金総額を少なくして完済を目指す借金返済プランのことを指します。

そうです、ここが大事!
おまとめローンは、おまとめ自体が目標なのではなく「借金を完済するための方法のひとつ」と意識することが、おまとめ実現のためのファーストステップになります。

返済の負担を減らすことで完済への道筋がつき、「毎月の返済金額が減る」、「返済日が1日になる」など返済管理が楽になる事も完済に向けての最大のメリットとなります。

ここでは借金を一本化する具体的な手順や注意点を紹介します。一本化によって複数の債務から救われて、借金完済を実現できるよう、下記のおまとめ手順を参考にしてください。

借金返済 一本化
目次

【計画】ローン一本化はあくまでも最終目標!返済計画を練ろう!

現在の複数借り入れを一本化することは、借金返済計画の延長線上にあります。さらに、一本化が完済に向けての最終目標であると意識しましょう。

わかりやすく言うと、いきなり「一本化」を意識しすぎて申込み、失敗することがないよう、一本化を含めた返済計画をしっかりつくってから動きましょう、ということです。

まずは自分の借金の額と金利をチェックすることから始めましょう。借りている金額、利息、それを各金融会社ごとに書き出し、借入件数と借入額(債務額)、返済額、返済期間などを把握することがおまとめへの第一歩です。

借金返済メモ:


A社

30万円
16.0%
36回
B社

30万円
17.0%
24回
C社

10万円
18.0%
10回

現在の債務額:60万円
毎月の返済額:35,000円

借入件数が3件までとそれ以上の場合とでは、一本化までの手順が大きく違ってくるので、以下を参考にしてください。

他社借入3件以下、すぐにおまとめできそうな場合

借入が3件以内なら低金利の銀行ローンへ

借入件数が3件以下で、借入総額250万円くらいまでと少なめの場合は、1度におまとめできる可能性が高いので、現在借り入れをしている金融機関の金利との比較を充分に行ったうえで、より低金利の銀行カードローンで申し込みをしてください。

低金利の銀行系ローンにもいろいろありますが、オリックス銀行カードローン三菱東京UFJ銀行バンクイックなどの審査ハードルが低めな借り換え専用ローンでない、一般のカードローン(担保・保証人不要)を選ぶのがコツです。

これらのローンでは、それぞれホームページで返済シミュレーションができますので、返済試算額がすぐにわかります。

借金返済のコツ
(借金一本化はおまとめ専用ローンで?)

借金をおまとめする場合、おまとめ専用ローンを使わないといけない、と思っている人がいますが、そんなことはありません。

おまとめとは、借入金を1社にまとめる、と言う意味。低金利などの条件の良いローンや審査ハードルが低いローンを選び、さらに借入金額をまとめることでより金利が下がる効果を狙う、借金完済のための手段です。

したがって、審査に通る見通しがあり、現在の借入より低金利で借り換えられるローンなら、どれでもまとめローンに使えるといえます。

もちろん、おまとめ専用と打ち出しているローンにもメリットはあります。目的が「借金一本化」のみに絞られている分無駄に借り過ぎる心配がなく、他者への返済を金融機関が代行してくれるなど、一本化を成功させるためのサポートも充実しています。ただし、たとえば東京スター銀行のおまとめローンは「年収200万円以上の給与所得者」という条件があるなど、通常のキャッシングローンより審査は厳しめですから、パートやアルバイト、自営業者などの不安定な雇用形態の人は申し込むことができない点は注意が必要です。

また、有名ネット銀行であるジャパンネット銀行のおまとめ専用ローンはすでに新規申し込みは終了しています。

このように、特に不安定な雇用形態の人は、審査の厳しいおまとめローン業者の商品では審査落ちの履歴が増える可能性があり、あまりおすすめできません。

アコムやプロミスでもおまとめ対応のローン商品がありますが、貸金業者からの借入にしか対応していません。

一部おまとめとは?

借入件数が3件の場合で、おまとめ予定のローンの審査に通ったとしても、借入限度額が融資希望額に届かない場合があります。

そのような場合でも、あきらめないでください。借入出来た分で1社でも完済して、件数が減らせるようにしていきましょう。

ケース1

・A社 30万円
・B社 30万円
・C社 20万円

の借り入れがある人が、
おまとめ目的でD社を申し込み、結果

・D社 50万円/ 希望額80万円

だった場合でも、
B社とC社の50万円を完済すれば、

・A社 30万円
・D社 50万円

と、借入件数が減らせる!

1件ずつでも着実に完済していくことが、個人信用情報にも記録されていきますので、着実に優良情報の積み重ねとなります。

借入れ4件以上なら作戦が必須

借入件数が多い場合(目安4件以上)
は、一度におまとめしようとしても、審査に通るのが難しいです。したがって、4件以上の借入をおまとめするには、あらかじめおまとめまでの流れ・作戦を練ってから取り組むのがベターです。

詳しくは次の【準備】で紹介します。

こちらに体験談もあります

【準備】おまとめ実現のための準備・手順

おまとめを成功させるには「事前対策」が重要

ここからは、借入件数が多い(目安4件以上)人が借金を一本化したい場合の具体的な方法を確認しましょう。

借入件数を減らし、返済実績をつける

借入件数4件は、実はローン審査の通りやすさで言うと分かれ道になります。借入件数5件はほとんどのローン審査に通らない可能性が高いです。4件は微妙です。
従って、まずは借り入れ件数を出来れば3件以内にするのが理想的です。

おまとめ以前に大切なのは、返済遅れを起こさない様に、きちんとコツコツと返済実績を積んでおく、と言うこと。真面目に返済履歴を積み重ねておけば、この後紹介する増額などの手段が成功しやすくなります。

まずはきちんと滞りなく返済を続けておくこと。これを心がけてください。

また、もしも貯金があるなど手持ちの資金に余裕があって、繰上返済をするなら、必ず金利の高い借入れ先から完済して行ってください。

増額・金利引き下げの交渉も!

地道に返済実績を積んでいると、時々ローンカード会社の方から「融資限度額を上げましょうか?」と言う連絡がはいることがあります。

これが「増額」です。借り入れできる上限額が上がりました、と言う意味で、金額によっては金利が引き下がることがあり、断る手はありません。打診があったら是非増額してもらいましょう。すでに契約している金融会社なので、先方から打診があった場合は、審査落ちの心配もほとんどありません。

増額後の金額や金利をチェックして一部おまとめできそうなら、借入件数が1社でも減るように完済してください。

増額は、ローン会社から連絡がない場合でも、返済実績がある程度積み重なっていれば、自分から増額審査を申しこむことも出来ます。以下の点をチェックしてから申し込みましょう。

増額審査に通る基準

1.半年以上、出来れば1年を超える返済実績がある
2.最後に借り入れしたローン会社が通りやすい
3.増額希望の会社が消費者金融なら年収の1/3以上の増額希望は出さない
(総量規制にかからない金額にする)
4.年収がUPしていればなおよし!

カードローン会社の増額申込みでは、自社利用のあと、ほかのローン会社をいくつか利用してから増額審査をしてくるものを嫌います。

従って、A社⇒B社⇒C社の順で利用していった場合、利用実績はA社がいちばん長くなりますが、増額を申しこむならC社の方が審査通過の可能性が高いです。

晴れて増額が認められたら、一部おまとめをしながら借り入れ件数を減らし、借金の一本化に近づけて行きましょう。

また増額には金利引き下げの効果も見込まれます。その点を交渉するのもアリでしょう。銀行カードローンなら、限度額別に金利設定がはっきりしていますので、金利引き下げも事前に分かりやすいです。

借金返済のコツ
(消費者金融でのおまとめは増額が正解?)

消費者金融では、新規契約時に高額融資を受けるのはかなり難しいです。というか、大手消費者金融で初めから100万円以上借りられたという話は聞いたことがありません。

消費者金融のような貸金業は、銀行のように大きな資本力をもってないのでなるべく貸し倒れのリスクを避けたいというのが本音なんですね。だから、返済履歴のない初めてのお客さんにいきなり大金を貸すことはありません。

つまり、「消費者金融でおまとめをするには増額を重ねるしかない」ということを知っておいてください。

増額の方法については、以下のページで詳しく説明しています。

【おまとめ開始】低金利の条件が良いローン で一本化!

借り入れ件数が3件以下になったら、一括でおまとめがいよいよ現実的になってきます。

方法としては、一部おまとめの延長で、いま契約している会社の中で1本化するのもOKです。しかし、せっかくここまで頑張ったのですから、出来れば少しでも低金利で条件の良いローンでのおまとめを目指しましょう。

狙い目は審査に通りやすく低金利の銀行カードローン

おまとめローンとしておすすめのカードローンは、ずばり銀行系ローン。つまり

低金利
審査のハードルが低い
限度額が高い(総量規制の対象外)
大手で安心感がある
利便性が良い

といった特長のあるものがベストです。

それらを総合的に判断した結果、当サイトでおまとめローンとしておすすめ出来るのは、こちらの銀行ローンです。

おまとめ向きの銀行カードローン

会社名 金利 限度額
三菱東京UFJ銀行
カードローンバンクイック
1.8%~14.6% 500万円
オリックス銀行
カードローン
1.7%~17.8% 最高800万円
横浜銀行カードローン 1.9%~14.6% 最高1000万円

いずれもおまとめローンとして十分なスペックを持っており、この3社の中でおまとめ出来れば、一本化は大成功です。

おまとめローン選びQ&A

Q A
銀行口座開設が不要なのは? オリックス銀行カードローン、三菱東京
即日融資できるのは? 三菱東京、横浜銀行
口座引き落としが出来るのは? オリックス銀行、三菱東京、横浜銀行
提携ATMが多いのは? ダントツでオリックス銀行カードローンで、他銀行やゆうちょ銀行とも提携。以下、三菱東京、横浜銀行の順
提携ATMが無料なのは? オリックス銀行カードローン、三菱東京
インターネットで申し込み出来るのは? オリックス銀行カードローン、三菱東京、横浜銀行
専業主婦がおまとめできるのは? 三菱東京(30万まで)、横浜銀行

申込時の注意点:申込みブラックにならないように…

申込みブラックというのは、連続した審査落ちの記録などから審査担当者に怪しまれて審査に通らなくなる状態を指します。

目安としては、1か月以内に3件以上のローンやクレジットカードの申し込みを集中的におこない、審査落ちを重ねた時に申し込みブラック扱いとなります。

例えば、上で紹介した銀行系ローンは3社なので、一度に申し込むことは可能です。その場合は、間隔をあけずに、同日に3社、いっぺんに申し込むようにしてください。その方が、信用情報の履歴がきれいなうちに、3社とも審査を行ってもらえるからです。

ただし、万が一3社とも審査に落ちた場合は、ローンの申し込み履歴が消えるのに1年かかってしまいます。

そのような不安がある場合は、とりあえず2社申し込んでみて、どうしてもダメだった場合は、半年程度あけてから残りのもう1社を申しこんでみる、と言う手もあります。

厳密には審査落ちの履歴が消えていませんが、6か月程度明ければ申込みブラック条件の「短期間にいっぺんに申し込む」と言う目安からは外れる可能性があります。

ただし申込みブラックは厳密に規定されているものではないため、個々の信用情報の内容によっても扱いが変わります。安全策をとりつつ、チャレンジしてみてください。

おまとめに使いたいローンの審査に通過したら…

おまとめローンとして申し込んだローンの審査に無事通過したら、気を抜かないように、最後まで詰めの作業を行いましょう。

他社借り入れ分をきちんと完済する

新規借り入れが出来た段階では、単に借金が増えただけです。今ある他社の借入を、即座に完済しましょう。

利息分が分からない場合は、コールセンターなどで確認して、過不足がないよう返済します。

完済済みのローンカードは契約解除して破棄する

人間は弱いですから、ローンカードを持っているとまた借りてしまうかもしれません。

また、契約自体をきっちり解除しないと、個人信用情報センターの情報は契約中のままになります。借入金が0円でも信用情報では利用中になっているのは、不本意ですよね?完済した際に解約の手続きを必ず行い、取引を完全に終了させましょう。

ここまで行って、やっと借金の一本化は完了です。しかし、おまとめ成功が借金生活の終わりではありません。すべての借金が0円に出来るよう、引き続き真面目にこつこつと返済を続けてください。

【確認】一本化に失敗する人とは?

借金一本化後の落とし穴とは?

最後に、借金返済一本化に失敗してしまう人の特徴についてお話しましょう。

せっかく綿密に返済計画を立てて一本化したはず、または一本化するはず、だった人が、失敗してしまう原因は、ずばり誘惑に負けて新たな借り入れをしてしまうことです。

一本化はあくまでも返済のための手段

借金の一本化は、完済するための手段なのに、おまとめしただけであたかも借金自体が減ったような錯覚をしてしまう人や、おまとめ成功で一仕事終わったような気分になる人が少なからずいます。

一本化は終わりではありません。その後借入金を完全に返済してこそ、初めて借金から解放されるのです。

そこを勘違いしてしまうと、負担が軽くなった分を、再度借金してしまうことになります。

追加の借り入れは失敗の元!

今まで生活費等で次々と借金を重ねてしまった習慣を、なかなか変えることが出来ない場合は深刻です。

ほんのちょっとと思い、新たに借金を申しこんでしまう「つまみ食い」がやめられない人は、おまとめローンをする意味がありません。そのような人は節約したり家計簿を付けるなどし、収入と支出のバランスをチェックしましょう。生活全体のお金の流れを見直して、根本的な解決策も合わせて考えてください。

住宅ローンの返済負担(返済総額)が大きい場合は、借り換え先を探すことなども視野に入れるべきです。生命保険なども見直しできるはずです。

また、借入件数を減らしていく過程で、完済しかかっていた金融会社から「増額しますよ」と声がかかり、金利が下がるのを良いことに、つい追加融資を受けてしまう、と言うケースもあります。

おまとめを実行した後、またはおまとめに向けて準備をしているときには、追加融資は失敗の元です。

自分が「この手順で一本化し、借金を完済する」と決めたら、強い決意で実行すること。これが借金を一本化する際の鉄則です。

【救済】賢い債務整理のやり方

おまとめが無理なら債務整理も

「おまとめに成功するための準備をする猶予がない、多少金利が下がったくらいでは完済の見込みがない」と思いつめてる債務者のみなさん。

いっそのこと債務整理を考えてみませんか?

おまとめと債務整理、どっちが正解?

一口に多重債務者と言っても債務残高や借入件数などの債務状況が違うので、一概にどちらをを選べとは言えません。
しかも、自己破産や個人再生を含む場合は社会的なリスクが大きく、一歩踏み出すのは勇気がいることかもしれませんね。

債務を整理する方法としては、おまとめローンと同じように「返済額を減らしてもらって借金を自分で完済するもの」もあります。任意整理と言われる債務整理法ですが、債務整理の中で一番デメリットが少ない方法です。
確かにブラックリスト入りしてしまうので6年間は新規借り入れ(キャッシングやクレジットカード含む)が出来ません。でも、よく考えてみてください。「おまとめローンや他のローン審査に落ちた」、「増額にも応じてもらえなかった」ということであれば、条件は同じです。思い切って任意整理に踏み切るのも悪くありませんよ。

債務整理を選んだ方が良いケースとしては、改正貸金業法が施行される2010年以前の借入がいまだ重くのしかかっている場合があります。利息制限法を超える違法な金利が適応になっていたケースでは、債務を整理することで業者から払い過ぎた金利分(過払い金)が戻ってくるケースがあります。
また、年金受給者や70歳以上の高齢者の場合も借り換えできるローン商品が見つけにくいので債務整理を選ぶ人が増えています。

まずは下記サイトから、自分の借金がいくら減額できるかチェックしてみてください。無記名なので親や会社にバレる心配はありません。債務整理体験談も紹介されています。

弁護士と司法書士はここが違う

債務整理手続きは素人にはかなり難しいので、法律専門家に依頼した方が成功率が高くなります。

借金の整理については、弁護士事務所と司法書士事務所が同じようなテレビコマーシャルを流していますね。実際どちらに行ったほうがいいかというと、債務額によってかわってきます。司法書士の場合、総債権額140万円以下の案件しか取り扱うことができないからです。この金額を超える借金がある場合は、初めから弁護士に相談してください。

法律事務所や弁護士に払う相談や手続きのための費用は1社整理につき2~5万円前後です。相談料が用意できない人は、法テラスに相談してみましょう。

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