元利均等返済方式とは?:ローン返済方法の基礎

元利均等返済方式とは?:ローン返済方法の基礎

元利均等返済方式の仕組みを解説
元利均等返済の計算方法とシミュレーション
元利均等返済方式のメリット・デメリット
元利均等返済方式を取り入れているローンとは

住宅ローンを組むのなら絶対に知っておきたいのが、「元利均等返済方式」「元金均等返済方式」のふたつ。

どちらも名前が似ていますが、どちらを選ぶかによって、返済期間や月々の返済額が大きく異なってくること、ご存知でしたか?

このページでは「元均等返済方式」について、詳しく説明していきます!

元利均等返済方式
目次

元利均等返済方式を、1分で解説!

元利均等返済方式とは、月々の支払額を一定にする借金返済方法のことです。

元利方式は毎月一定の返済額の中に金利含む、とする方式のことです。

つまり、返済額のなかから利息を引いた額が借り入れ元金の返済にあてられています。

返済は一定額ですが、その中のいくらが元金部分にあてられ(元金充当分または元金支払額)、いくらが利息として徴収されているか(利息充当分)は毎月異なってきます。

最初の方は支払い額の多くが利息にあてられます。元金分はあまり減りません。

返済が進み借入残高が減ってくると、元金返済にあてられる額が増えるようになります。

借入れの金額が大きくなりやすい、住宅ローンや教育ローンでよく採用されています。

元利均等返済方式の計算方法は?

じゃあ実際に元利均等返済で借り入れするかもしれないし、ちょっと毎月の額を計算してみたいな…なんて方、実はそんな簡単なことではないのです…。

計算のための公式は?

と、公式を教える前にハッキリ言います。元利均等返済方式で月々の支払額を知りたいとき、自分で計算するのはまず無理です!

いやいや、計算方式さえ教えてもらえればできる!って言う人のために一応公式を紹介します。

元利均等返済方式の計算方法

S=借入総額、
12r= 年利、
n=返済回数とすると、

k回目の返済の際の、
元金計算方法は

支払金利計算方法は

となり、
月々の返済額はこんな感じの数式で計算できるようになります。


これ、PMT関数とかPPMT関数とかいう名前の難しい数式です。数式というより暗号にしか見えないのですが…(笑)

シミュレーション機能を使おう

まさかの複雑な計算式ですが、だからといって自分で大体の金額も計算できないのは困りますよね。

そんなときのために、インターネットで自動計算してくれるサイトがいくつかあります。「元利金等返済方式」で検索すれば出てくるはずなので、困ったときはパソコンにお願いしちゃいましょう。

条件をいくつか入力すれば、一瞬で月々の返済額を計算してくれます。もちろん、無料です。

元利均等返済方式のローンシミュレーション

実際にシミュレーションしてみると?

では、実際に元利均等返済方式でローンを返そうとした場合、その返済の様子はどうなるのでしょうか?

借入額:300万円

借入期間:5年(支払回数:60回払い)

借入金利:3.0%

この条件で借り入れしたときの、返済の様子を表にまとめました。

返済額 利息分 ローン残高
初回 53,906円 7,500円 2,953,594円
2回目 53,906円 7,384円 2,907,072円
3回目 53,906円 7,268円 2,860,433円
15回目 53,906円 5,849円 2,291,594円
30回目 53,906円 4,015円 1,556,154円
45回目 53,906円 2,111円 792,646円
60回目 53,906円 134円 0円

注目して欲しいのは、利息額のところ。
借入残高が減るに連れて、利息部分にあてられるお金が減っていっているのがわかります。月額支払額は一定ですが、元金充当額は増加していっているのです。

1回目の返済では7,500円も利息に取られてしまっていますが、最後の支払日に払った利息はたったの134円!借入元金残高の減り幅も毎月大きくなっています。

これで、元利均等返済の仕組みはわかってもらえたでしょうか?

元利均等返済方式のメリット

では、元利均等返済の場合どんなところが便利なのでしょうか。

月々の支払額の把握がラク

借金返済において、月々の支払額が把握できるかどうかはすごく大切なことです。

元利均等返済方式にすれば毎月返済額が変わらないので、返済計画や返済プランが立てやすく、ストレスフリーな返済生活を送ることができます。

最初の支払額が安い

元金均等返済方式は月々の支払額がだんだん安くなっていく仕組みですが、そのぶん元金式の最初の支払額は、元利式に比べて高くなります。

たとえば、さっきの返済シミュレーションをまったく同じ条件で、元金方式だったと仮定すると、初月の支払額は57,500円となり、3,500円ほど高くなってしまうのです。

今回は300万円という金額で計算していますが、もしこれが住宅ローンや教育ローンでもっと金額が大きかった場合、この金額の差はさらに大きくなってしまいます。

なにごとも出だしが肝心。最初の支払金額があんまり高いと心がくじけてしまいそうですもんね。

元利均等返済方式のデメリット

それでは逆に、欠点はどんなところでしょうか。

元金均等払いに比べると、返済総額が高くなる

最初に払う金額が多いぶん、元金均等方式は借入れ元金の減りが早いです

利息は、元金の何%、というふうに利率を決めて、その割合の計算式で毎月計算されるので、借入金額(残元金)が減っていけば利息はどんどん安くなり、金利利息総額として払う合計額は元金方式のほうが安くなるのです。利息計算について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

つまり、元利均等返済だと支払利息総額が元金方式よりも高くなってしまうということですね。支払負担が増す、ということです。

元利金等返済を採用しているローンは?

では、実際にどういったところで元利均等返済は採用されているのでしょうか。ここでは元利均等返済方式を採用しているローンをいくつかあげてみました。

住宅ローン

住宅ローンは元利・元金均等返済が多い

住宅ローンのほとんどが、元利均等返済方式か元金均等返済方式を採用しています。

しかし、いくら返済方式が似ていても、住宅ローンにもいろいろあります。固定金利希望なのか、変動金利希望なのか、などなど、、、。

住宅ローンは金額が大きくなるだけに、普通のカードローンよりも借入れが複雑です。「住宅ローンワイド団信」の加入や、「民間住宅ローン」など選択肢も多数。選ぶときは身長になってゆっくり考えてから決めるようにしましょう。

ちなみに、住宅ローンを組むためには保険に入らなきゃいけないってこと、知らない人が意外といたりします。賠償額補償など大切なことなので、きっちりお勉強してから借りたいですね。

住宅ローン、どう選ぶ?

住宅ローン減税もあり、現在マイホームを検討している人たちは多いんじゃないかと思います。マイホームは一生に一度の買物ですから慎重に選ぶのが当然でしょうが、膨大な金銭を借りることになる住宅ローンもそれと同じくらい慎重に選んでほしいと筆者は思っています。

まず金利にも「固定金利方式」「変動金利方式」のふたつの金利タイプがあります。変動金利の場合は金利上昇の可能性もありますから、きっちり検討しましょう。

そのために便利なのが、
「住宅ローン金利比較ランキング固定金利バージョン」
「住宅ローン金利比較ランキング変動金利バージョン」
などの比較サイト!

「住宅ローン金利ランキング」といったものもありますが、金利タイプによって利息の負担額も異なってくるので気をつけてくださいね。こうしたガイドの役目を果たしてくれるサイトは、上手に利用しましょう。

また、こういった注意は不動産投資などにも共通したことなので、もし不動産投資ローンを考えている方がいたら、同じく固定金利ローンなのか、変動金利ローンなのかに注意して慎重に選ぶようにするのも大切です。

さらに、住宅ローン審査基準についても詳しくまとめているサイトがありますので、申し込み前に必ずチェックしましょう。年収によって制限額などがあるかもしれません。

ちなみに、住宅ローンも利息制限法の範囲内ですので、自分の支払っている金利が高すぎる、と思ったら一度調べてみることをオススメします。

教育ローン

教育ローンも、元利均等方式を採用しているところがとても多いです。

大手で言えば、
三菱東京UFJ銀行
三井住友信託銀行
みずほ銀行
りそな銀行

など、の金融機関が元利金等方式で教育ローンサービスを提供しています。

都市銀行の中でも、横浜銀行などが元利金等方式を採用しているので、教育ローンを組むときには元利金等方式を抑えておけば大丈夫!ということになります。

それぞれボーナス払いなどのオプションサービスがあるので、教育ローンを考えている方はぜひいろいろ比較してみましょう。

おまとめローン

実はおまとめローンで元利金等返済を採用している会社って、ほとんどないんです。

いま流行っているのは圧倒的にリボルビング払い、通称「リボ払い」です。

今回調べてみたところ、大手銀行や大手消費者金融のなかで元利金等返済方式を採用しているのは、「イオン銀行ネットフリーローン」だけでした。

それ以外の会社は、大体「残高スライド式リボ払い」を採用しています。そのなかにも「定額方式」や「定率方式」などの違いがあるのですべて同じ方式ではないですが…。

元利均等方式は、主に高額貸付に対して採用されることがわかりますね。

普通のカードローンで1,000万円借金する人はあまりいませんが、住宅ローンや教育ローンだったら1,000万円なんて普通です。それだけ、高額借入れの返済に向いている返済方式だということでしょう!

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